2012年03月01日

ハイデルベルク信仰問答を読む 第8主日

これはもともと法律などの条文について、条項などの意味で用いられる言葉ですから、私どもの使徒信条は、いくつかのことについて、でもキリスト信仰のもっとも大切な内容について、ひとつひとつ条項にわけて言い表しているのだということです。ですからこの条項からこの条項までは、このことを、そして次の条項からは、次の事柄について、といくつかの固まりに分けることができるはずなのです。そのことについて言っているのです。

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2011年11月26日

ハイデルベルク信仰問答を読む 第7主日

今まで読んできたとおりです。すべての人間はアダムによって罪に落ちました。それならば、神と人間を橋渡すキリストによってすべての人間も救われるのではないか。これは魅惑的な問いかけです。罪に落ちたすべての人間がキリストによって救われる。

でも最初に断っておかなければなりません。この問いかけは魅力的に響きはするのですが、罪と赦しについて、ましてや、私ども人間にとっての救いについて、何ら興味ない、全く真剣に考えることをしない人びとにとって意味あることだろうかということです。

もちろんこういうこともあるでしょう。すべての人がキリストによって救われる。それは結構なことだ。ただでもらえるのなら、喜んで頂くとしましょう。私の救いのためにも祈っておいてくれ。

問20の答えは、この点についてはっきりと私どもに答えを示しています。そして、そのことが私どものキリスト信仰において、とても大切なことだと思うのです。


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2011年09月16日

ハイデルベルク信仰問答を読む 第6主日


問16 なぜ、その方は、まことの、正しい人間でなければならないのですか。
答 なぜならば、神様は正しい方ですから、罪を犯した人間の本性が、みずからの罪のつぐないをすることを求めておられるからです…


つぐなう bezahlen はドイツではふつう「支払う」という意味で用いられる言葉なのです。基礎会話の本に出てきます。レストランで食事をした時、済みましたら、Zahlen bitte!と言えばいいのです。

グリムの辞書を読んで興味深かったのは。
1.まず買ったもの、こわしたもの、横領、着服したものの、価値、価格を支払うこと。
2.何よりも借りたお金、負債を支払わなければならない。もし支払うことができなければ、牢獄に入れられねばならない。
4.もし充分支払うことができなければ、他の道を探さなければならない…

負債について支払うこと。もしそれが能わなかったならば…
信仰問答の思考の流れは、全くこのグリムの辞書のbezahlenの語についての説明と同じなのです。神学的に特別なことを言うのではないのです。私どもの負債について、それが罪についてであっても、それを支払わなければならないという考え方は、この世においてのなりわいと何ら変わることはないのです。


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2011年07月16日

ハイデルベルク信仰問答を読む 第5主日

「被造物にすぎないものが、罪に対する神様の永遠の怒りの重荷を担い、他のものを、それから救うことは、できないからです。」

神様が人間の身代わりに他の被造物を罰することを望まれない。
そして被造物にすぎないものが、神様の永遠の怒りを担い、
また、他のものを救うことはできないというのです。

ツォーンという言葉。神の怒り、しかも永遠の怒りの重荷と言われます。Lastという言葉です。これは、担わなければならない荷物です。人が担う荷物をも言いますし、列車や、車の荷物も、Lastと言います。

グリムの辞書に興味深い事が書いてありました。Lastとはそれを担うために、上にのせられる、担わされるものだと言うのです。そして常に、それが重いということが強調されるというのです。担うべきものは、決して軽くないのです。重いのであります。


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2011年06月08日

ハイデルベルク信仰問答を読む 第4主日

人間が神さまに従わず、落ちてしまっていることを、神さまは罰しないで放置されることはないと言うのです。

「神様は、生まれつきの罪深い性質にも、実際の罪深い行いにも、激しくお怒りになります。」

zuernet schrecklich −とても厳しい言葉遣いです。激しくお怒りになる。こういう説明もありました。とりわけ、叱りや、呪う、大きな声によって怒ること(グリム)。

問11 でも神様は、憐れみ深いお方でもあるのではないのですか。

とても人間的だとは思われませんか?神さまの方が悪いのではないかと言ったかと思えば、神さまの激しい怒りの言葉を聞くことになると、言ってみれば泣き落としです。

でも神さまは正しいお方でもある。これは矛盾しないのです。

「ですから、神様の正義は要求します。
すべてのものにまさって高い神様の尊厳に対して犯された罪は、
最高の、すなわち肉体と魂への永遠の罰により罰せられるのです。」


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posted by かたつむり at 00:09| 神奈川 | ハイデルベルク信仰問答を読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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